• 1.下地の色を塗る

  • ここからはレイヤーの数も増えてごちゃごちゃしてくるので、新たにレイヤーフォルダを作成⇒背景線画をクリック&ドロップでフォルダに入れます。フォルダの名前は背景にしました。
    それから、背景線画レイヤーの下に新しくレイヤーを作ってベースカラーを置いていきます。






    床と檻の中の色を決めて塗ります。暗い場所なので彩度・明度共に低め。
    ベースなので詳しくは描きません。ざざっと、イメージする色を塗るだけで大丈夫です。



    お次は檻のベースカラーも塗りましょう。
    更に新しいレイヤーを追加、そこに色を塗っていきます。ちなみに 使っているツールは水彩筆のもやもやの方。






    自動選択ツールで檻部分を選択します。







    こんな風に選択できなかった場所は、選択ペンで丁寧に塗りつぶしていきます。
    この地味な作業こそ大事なのです・・・と思ってます。ここで食み出したり塗り残しがあると完成時にかっこわるいですorz










    はい、これでベースの着色は完了です。






  • 2.影・光を書き込む(床・牢屋の中編)

  • ここからが本番、と言うかよりリアルに近づく場所です!
    まずは床と牢屋の中から書き込んでいきます。


    新規レイヤー⇒合成モードを「乗算」に変更、「下のレイヤーにクリッピング」にチェックを入れる
    クリッピングをすると、すぐ下のレイヤー(この場合は牢屋のベースカラー)の不透明部分に色がはみ出なくなるので便利です。








    廊下の奥ほど暗く、手前ほど明るくを意識して影をぬります。更に同じレイヤーに 床の模様も描きます。
    牢屋の中は、天井に近いほど暗く 地面に近いほど明るくを意識しました。

    続いて、更に濃い影を描きます。さっきと同じように新規レイヤーを乗算、クリッピングします。









    まずは影2レイヤーについて、水彩もやもや筆の設定を★壁の汚れ にします。
    そうするとちょっとバサバサした感じが出ます。床っぽいかどうかはともかく、使ってて面白いので^w^
    影のつけ方ですが、全体的に暗めにしてみました。遠近の明暗差は意識しつつ。


    更に新規レイヤー(⇒合成モードをオーバーレイ、下のレイヤーにクリッピング)を作ります。
    このレイヤーでは色を調節します。彩度の低い青を塗って、更に暗く鮮やかにしてみました。


    お次は光を描いていきます。









    新規レイヤー(⇒合成モードを発光)を作ります。
    松明の下を明るく、ただしあまり明るくなりすぎて雰囲気を壊さないように気をつけます。
    ホラーゲームなんであんまり明るいと怖くないですよね。









    最後に光と影の対比をもう少しつけて完成。





  • 3.影・光を描く(牢屋編)

  • お次は牢屋。影と光の差が楽しいところです。
    その前にちょっとだけ説明



    光が当たる部分を考えて、こんな風に描いていきます。







    まずは檻のベースを塗ったレイヤーを選択します。
    更に、「不透明度保護」にチェックを入れます。こうすることによって、不透明部分に色がはみ出ることが無くなるのです。








    上ほど暗く、そして松明の周りは明るく と意識して影を描きます。
    続いて、その上に新たにレイヤー(乗算、クリッピング)を作成して更に深い影を描いていきます。








    金属らしいさを出すためにも、水彩筆の硬い方で描きます。
    影の方向とかは最初に説明したとおりです。天井・床に近いほど暗く、松明の周りは明るく・・・!
    これだけでも大分それらしく見えてきました。・・・あれ、そんなことない?/(^o^)\



    次は光、と言うか松明を書き込んでいきます。








    まずはオーバーレイレイヤーを影レイヤーの上に作って、炎を描いていきます。
    流石にこれだけじゃ炎じゃないし明るくもなんともないので、更に背景線画レイヤーの上に発光レイヤーを作ります。
    ちなみに黄色っぽい色で炎の明るい部分を描いてから、ぼんやりと炎の周りを明るくします。
    それから周りに映る光も忘れずに描きます。









    そんな感じで背景完成!
    ここまでで時間はきっと(下書きから)10時間ぐらい掛かるか掛からないかくらいです。
    とりあえずPCが古いので保存するのに20分以上掛かるのであまりセーブできないのが辛かったですorz


    次回は人物着色!